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辻整形外科クリニック   PAINFUL LESION

TSUJI ORTHOPAEDIC INSTITUTE


大 腿 骨 頭 辷 り 症  ( 大 腿 骨 頭 骨 端 線 離 開 )

左は急性発症した受傷直後の不安定型大腿骨頭辷り症の大腿骨側面のレントゲン写真で、大腿骨頭の骨端が後方に大きく転位しています。中央は骨頭を整復し関節腔内に突出しないように細心の注意を払ってスクリューで固定し、整復固定術後半年経過したところです。大腿骨頭の骨端核は壊死にならず順調に回復しているように見えますが、右は術後5年のレントゲン写真で、骨頭は大腿骨頭壊死により次第に変形してきています。股関節痛自体はほとんどないので、今のところは人工股関節手術を直ちに要する状態ではありません。しかし軟骨融解や変形性関節症の進行が早い場合などは、青年期でも人工股関節手術(場合によっては関節固定術)を要することもしばしばです。